相変わらずの夕木春央である。 いわゆる"密室殺人"の状況を描き、最後に明かされる殺人犯は相変わらず予測不能。 読書界隈では話題を呼んだ同著者の作品『方舟』に続き、今作品『十戒』も夕木春央ワールド全開なので、ぜひどんでん返しの餌食になってほしい。 ちなみに、モーセの十戒とのつながりはおそらくあまりなく、シンプルに作中で10の戒律が定められることからこのタイトルがついたのだと思う。 (モーセの十戒のうち、第6戒の「殺してはならない」という戒律に関しては真っ向から破っている。) とはいえ、カルト宗教を信仰する親 ...